事務所通信 平成21年12月号掲載
2009年を振り返って
 まもなく年末を迎えますが、2009年は皆様にとってどのような年であったでしょうか。スポーツの世界では、WBCでの日本の2連覇、日本文理高校の夏の甲子園での準優勝、政治の世界では衆院選の結果、政権交代となり鳩山政権が誕生しました。天地人も11月に最終回となりました。
 スポーツの世界はすがすがしいものがありますが、政治経済はそう簡単ではありません。税制についても、例年であればこの時期22年度改正の内容がかなり具体的に見えてくる時期なのですが、今年はまだどうなるかよくわかりません。政権交代があって例年通りとはいかないと思いますが、個人攻撃ばかりに終始していては、決まるものも決まりません。税制は予算の骨格をなすものですので、くだらない議論に終始することなく速やかに決定して欲しいものです。
 経済においても、あまり楽しい話題はありませんでした。ユニクロ、ニトリ等だけが、快進撃を続けている状態は正常とは言えません。先日あるデパートに行きましたが、賑わっているのは食料品売場だけで、衣料品等はかなり値段を下げているにもかかわらず苦戦しているようでした。いわゆるデフレスパイラルに陥っている昨今の経済状況ですが、こうしたなかで、これからも経営を続けていかなければなりません。必要以上に外部環境に振り回されないよう自分自身の中で、しっかりとした価値観を持ち、原理原則に則った経営を確立したいものです。


                            所 長  須 田 幸 英
                               事務所通信 12月号掲載
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